こんにちは!ブッチ(@donbucchi3)です!
前回は下水道第3種技術検定試験を合格する為のブログを書きました。
実は、この試験を受ける時に一緒に受けたのが、下水道管理技術認定試験 管路施設(以下、管路施設)です。
勉強した成果が出て、下水道第3種技術検定試験と管路施設どちらも合格できました。
今回は、管路施設を合格する為の勉強方法と過去問、テキスト選びについて紹介します。
管路施設は、下水道第3種技術検定試験と重複している部分があります。
一緒に試験勉強を始めて、一緒に受けると受かりやすい印象でした。
さっそく、管路施設の試験概要と勉強方法、おすすめ過去問、テキストを見ていきましょう。
目次で見たい項目までスクロールできますので、目次を活用して必要な情報だけ確認してくださいね^_^
管路施設を合格する為にやったことをまとめてるのは嬉しい!
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
下水道管理技術認定試験(管路施設)って何?
最初の質問だけど、
下水道管理技術認定試験(管路施設)って何なの?
まずはそこからだよね。
説明します!
下水道管理技術認定試験 管路施設(以下、管路施設)については、日本下水道事業団から一部引用で解説させて頂きます。
認定試験は、下水道管路施設の維持管理業務に従事する技術者の技術力を公平に判定し認証することにより、管路施設維持管理の健全な発展と技術者の技術水準の向上を図り、もって下水道の適正な維持管理に資することを目的とした制度です。
下水道管理技術認定試験 管路施設は管路施設の維持管理を適切に行う為に必要とされる技術が対象です。
引用元:日本下水道事業団
つまりどういうこと?
つまり、下水道管路施設の維持管理をできる技術があるかどうかを確認する試験 です。
下水道第3種技術検定試験の様に試験を合格すれば、下水道処理施設の維持管理資格を取得する年数が短縮されるものではありません。
純粋な力試しですね。
持っていれば、私は管路施設の維持管理ができますという証明にもなります。
後は、(公社)日本下水道管理業協会の実施する下水道管路管理技士試験の受験資格として活用できるぐらいです。
管路施設の試験は、管路施設の維持管理ができる知識と技術がある証拠になると認識しておけばOKです。
また、会社によっては資格手当がもらえる可能性もあります。
僕も資格取得手当として支給されました!
下水道処理関係のお仕事をしている人であれば取得しても損は無いというのが僕の印象です。
試験の日程と受験料・合格率は?
試験の日程から説明しますね。
- 資格試験の申し込み…6月~7月
- 試験日…10月下旬~11月上旬
- 受験料…9200円
試験実施日は下水道第3種技術検定試験と同じ日です。
1日の流れとして…
この流れで試験があります。
次は合格率についてです。
- 2020年 39.3%
- 2019年 32.2%
- 2018年 35.2%
- 2017年 32.9%
- 2016年 31.7%
平均すると34.3%で合格できます。
約3人に1人が合格 できます。
過去の合格点数も見てみましょう。
試験は50点満点の試験です。
- 2020年 37点
- 2019年 36点
- 2018年 36点
- 2017年 35点
- 2016年 35点
しかし、2012年の試験では合格点が40点でした。
確実に合格するのであれば、40点は欲しいところです。
つまり、点数を8割取らなければいけません。
意外とボーダーが高いんだ…。
40点は必要ないと思うけど、それぐらい点数を取る気持ちで挑んだ方が良いと思うよ。
試験の概要
次は、試験の概要を説明しますね。
- 試験時間…2時間45分
- 問題数…50問
- 多肢選択式…4択の中から1つ正解を選ぶ方式。
下水道第3種技術検定試験と同様の選択式問題です。
次は試験問題の出題範囲を確認しましょう。
- ・工場排水
- ・維持管理
- ・安全管理
- ・法規
下水道第3種技術検定試験と内容が少しかぶっている部分は「工場排水」の項目です。
この項目は、下水道第3種技術検定試験とほとんど一緒でした。
試験日も同じで内容も多少かぶっているから、下水道第3種技術検定試験と管路施設は一緒に受けると良いです。
ただし、かぶっているのはそこだけです。
他は全く別のジャンル です。
イメージがつきやすい様に図解しておきます。
図の様に全く別の範囲です。
図で見て範囲をイメージすることが大事だったりします。
僕の場合ですが、出題範囲がかぶっているからと言って管路施設の勉強は遅めに始めました。
管路施設の勉強を始めて分かったのが、全く別物だという事でした。
遅めに始めたことで勉強時間が足りなくて、管路施設の試験はヒヤヒヤしながら受けることになりました。
当たり前ですが、対策を立てて余裕を持って試験に挑むことをおすすめします。
下水道第3種技術検定も管路施設も多少は内容がかぶってるなら取り組みやすいね。
両方とも勉強すると理解がぐっと深まるよ。
おすすめの問題集とテキストは?
勉強を開始する前に大事なのが、問題集とテキスト選びです。
結論から言いますと…
問題集とテキストは関根康生さん著書のものを選びましょう。
関根康生さんの問題集とテキストの特徴をお伝えします。
問題集は出題範囲ごとに問題がまとまっており、問題を解いたらすぐに答えを確認できます。
理解がぐっと深まる形式でした。
テキストは各項目を詳しく解説しています。
出題範囲の各項目の最後に抑えるポイントがしっかりとまとまっているので分かりやすかったです。
関根康生さん著書の問題集とテキストを選べば間違いありません。
僕はこの問題集とテキストを購入して試験合格しました。
【おすすめ問題集】
【おすすめテキスト】
この2つを購入して勉強すれば合格できます。
なるほど~。
番外編
購入したいけど、金額が高すぎて買うのがきついかも。
確かに、2冊で1万円ぐらいですもんね。
そんな悩みのある人に朗報です。
メルカリを利用しましょう。
メルカリで問題集とテキストを探してみると意外とお得に購入できます。
ただし、最新のものではない可能性もありますので、最近の出題範囲や傾向がつかめないリスクもあります。
リスクはありますが、費用をあまりかけたくない人はメルカリでの購入をおすすめします。
⇓メルカリ公式サイト⇓
https://www.mercari.com/jp/
管路施設合格の為のおすすめ勉強方法
ここからは僕が実際にやって合格できた勉強法について解説します。
- 問題集を10回繰り返す
- 逆算してスケジュールを管理する
- 毎日問題を解く
- スキマ時間の活用
- 単語カードで弱点克服
- 試験日2週間前は模擬試験を繰り返す
過去問を繰り返し行うのは他のサイトでも言っていますが、具体的なところまでは明記していないのでそこを詳しくお伝えします。
僕の勉強方法は継続型の勉強方法なので、無理せず取り組めると思います。
さっそく解説していきます。
過去問を10回繰り返そう
結論から言えば、過去問を10回繰り返せば受かります。
10回!?
絶対10回やらなきゃだめなの?
ぶっちゃけ、問題と答えを覚えられたら10回やらなくてもOKです。
過去問を繰り返せば、問題と答えを覚えられるということです。
管路施設の試験はほぼ過去問が中心 だからです。
たまに難しいひっかけ問題はありますが、大筋は過去問です。
過去問をしっかり攻略すれば、間違いなく合格ラインに到達できます。
出題の傾向としては下水道第3種技術検定と同様ですね。
過去問は、過去5年分かそれよりも遡った問題が掲載された問題集を選ぶと良いです。
先ほどもお伝えしましたが、管路施設の試験を合格する為に過去問を攻略することは最重要です。
過去問を徹底的にやりこみましょう。
逆算してスケジュール管理する
試験勉強をする上で、1日どれぐらい勉強をしていけば良いのか明確にすると勉強しやすくなります。
僕は時間ではなく、問題数で1日の勉強を管理するのをおすすめします。
理由は単純です。
1時間勉強時間があったとしても、だらだらやって5問ぐらいしか解けなければ時間の無駄になるからです。
それよりも、1日の問題数を決めれば、15分で勉強を終わらせてもOKです。
より多く問題を解くことが大事だと思います。
過去問を10回繰り返すのもその為です。
より多く問題に触れる為には、スケジュールを逆算して立てて勉強するのが効果的です。
例えば、合格するには過去5年分ぐらいの過去問を10回繰り返すことが必要と仮定します。
過去問を10回繰り返すのに必要なのスケジュールを立ててみましょう。
試験が11月10日で4月から勉強を開始するとします。
おおよそ7ヶ月なので210日ぐらい日数が確保できますよね?
そこから10回繰り返すにはどれぐらい問題を解くのか逆算してみましょう。
過去5年分の問題集一冊が500問と考えて、過去問一冊を210日でやりきるには1日に何問ずつ解いていけば良いのか計算してみましょう。
500÷210=約2.4問 です。
10回繰り返すには10倍しますので、
2.4×10=24
つまり、1日約25問ずつやれば問題集を10回繰り返すことができます。
具体的な数値が分かると勉強にも取り組みやすいです。
どれぐらい問題集を繰り返すかスケジュール立てると具体的な進め方が分かって勉強しやすいね。
毎日問題を解く
1日に解く問題数が決まったら、次は毎日問題を解く様にしましょう。
問題数は日によって減らしてもOKです。
ここで大事なのが必ず毎日問題を解くこと です。
毎日問題を解くことで勉強することが習慣化 されるのが狙いです。
習慣化されれば、勉強が生活の一部になりますので、抵抗なくすんなりと毎日勉強する様になります。
続けることで問題もどんどん解ける様になります。
問題を解く速度が上がって過去問を10回繰り返すことができます。
10回問題集が繰り返せるということは、試験にも合格することができるということです!
スキマ時間の活用
毎日問題を解くと言っても勉強のスケジュールを大きくとる必要はありません。
時間を割くのではなく、スキマ時間 を活用しましょう。
1日のスキマ時間はかき集めると2時間ぐらいあるそうです。
例えば…
・電車通勤なら移動時間に問題を解く
・車通勤ならお昼休みの15分を利用して解く
・朝ちょっと早く会社に行って少しだけ問題を解く
など
スキマ時間を有効的に使いましょう。
僕は朝会社に行ったら就業開始までに12問、お昼に12問解いて1日の勉強は終わっていました。
後は自由時間で好きな事してました。
スキマ時間を活用すれば案外勉強時間は確保できますので試してみてください。
毎日問題を解く+スキマ時間の活用で試験に合格できるんだね!
そう言う事です。
単語カードで弱点克服
問題集を繰り返していくと自分の苦手なところが出てきます。
僕の場合ですが、管の種類や工法を覚えるのに苦労しました。
自分の苦手な部分が分かったらテキストの出番です。
テキストを読んで苦手分野の理解を深めます。
理解して覚えたら、苦手な部分を覚える為に単語カードを使いしましょう。
下水道第3種技術検定で使用したものですが、作成例を紹介します。
【単語カード作成例】
こんな感じで苦手な部分を単語カードに書き出して覚える様にすると弱点克服できます。
単語カードは100円ショップで売ってるやつで全然OKです。
ポケットに単語カードを忍ばせて、スキマ時間にサッと見ると効率よく時間を使って勉強できるのでおすすめです。
試験日2週間前の勉強方法
試験直前になったら、模擬試験の形式で問題を解く様にしましょう。
なぜなら、出題パターンをつかむために試験と同じ形式で問題を解く必要があるからです。
実は、僕がおすすめしている過去問は出題範囲ごとに問題が集約されているので、試験と同じ様に出題されていません。
分かりやすいんですが、それだと試験で何問目にどの範囲が出題されるのかというパターンが分かりません。
だから試験と同じ形式で問題を解く必要があります。
試しに、2020年の問題を通しでやってみてください。
全問を試験と同じ形式で解くと、出題パターンがつかめる様になります。
実感できたら他の年の過去問もやってみましょう。
以上が勉強方法です。
過去問中心で繰り返すことが大事です。
そこを基本にして、スケジュールを立てて、スキマ時間を利用して毎日勉強をしましょう。
ここまでやれば間違いなく合格できます!
まとめ
では、今回のコンテンツをまとめます。
下水道管理技術認定試験(管路施設)とは?
・下水道管路施設の維持管理をできる技術があるかどうかを確認する試験
申し込み 6月~7月
試験日 11月上旬
受験料 9200円
※詳細は下水道事業団HPで確認しましょう。
・合格率⇒平均すると約34%
・合格点⇒40点以上が合格圏内
・試験時間…2時間45分
・問題数…50問
・多肢選択式…4択の中から1つ正解を選ぶ方式。
・工場排水(下水道第3種技術検定とかぶってる)
・運転管理
・安全管理
・法規
- 問題集を10回繰り返し過去問を攻略
- 時間ではなく問題数でスケジュール管理
- 毎日問題を解いて習慣化する
- スキマ時間の活用して勉強時間を確保
- 弱点克服は単語カードを利用
- 試験直前は通しで問題を解く
- 問題集関根康生さん著書のテキスト・問題集
- 下水道管理技術認定試験 管路施設 合格問題集
- 下水道管理技術認定試験 管路施設 標準テキスト
まとめは以上です。
終わりに
管路施設は技術力があるかどうかの試験なので、下水道第3種技術検定の様に資格取得の期間が短縮されたりなど、実際に資格がもらえるというわけではありません。
ただ、技術力を持っているという証明になるので、仕事をする上で信用してもらえるメリットもあります。
就業先で資格取得手当に該当するなら、下水道第3種技術検定と一緒に勉強して受けてみるのも良いと思います。
難易度もそこまで高くないので、コツコツ毎日勉強すれば合格はできます。
スキルアップの為にも受けてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこれで。
今回も閲覧頂きありがとうございました。
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